関西工学教育協会 第95回研究集会

  • 日時 2022年03月09日 14時00分16時30分

poster画像2000年代以降、世界的に高等教育の質保証の制度化や実践の多様化が進み、アウトカム(学習成果)に基づいて大学教育の質を保証し向上させようとする取組みが急速に広がっています。例えば欧州では,各大学が専門分野別にコンピテンスを明示して学位プログラムを設計・実践するチューニングが展開され、注目を集めています。本研究集会では、日本代表としてOECD高等教育における学習成果調査(Assessment of Higher Education Learning Outcomes: AHELO)のフィージビリティ・スタディを先導されるなど、高等教育の質保証やチューニングに関して造詣の深い講師をお迎えし、京都大学工学研究科において実施中の博士人材育成の取り組み事例等をご紹介いただきながら、若手研究者人材の育成について考えます。とくに欧州発のトランスファラブルスキル*教育を我が国の大学で実践していく際の障壁や期待について考えて参りたいと思います。

*欧州科学財団では、トランスファラブル・スキルズは以下のように定義されている:一つの文脈で学んだスキル、例えば、研究であれ、ビジネスであれ、今後の就職先において有効に活用できるようなスキルのこと。そしてまた、トランスファラブル・スキルズがあれば、学問領域及び研究関連のスキルを効果的に応用したり、開発したりできるようになる。
日時

2022年3月9日(水)14:00~16:30

場所

<オンライン>Zoom

プログラム

13:30     受付開始

14:00~14:10 開会挨拶 
         椹木哲夫教授 京都大学大学院工学研究科長

14:10~14:30 講演1
        「大学の世界展開力強化事業で実施してきた国際教育10年と今後の展開」
         立川康人教授 京都大学大学院工学研究科副研究科長

14:30~14:50 講演2
        「卓越大学院プログラムにおける国際的リーダー人材の育成」   
         木本恒暢教授 京都大学大学院工学研究科副研究科長

14:50~15:30 講演3
        「トランスファブルスキル教育の成果をどのように評価するか
         ーTuning AHELOから導かれる若手研究者人材育成の示唆」
         深堀聰子教授 九州大学副理事・教育改革推進本部副本部長

15:30~15:40 休憩

15:40~16:10 総合討論 
         司会:椹木哲夫教授 京都大学大学院工学研究科長

16:10~        総括・閉会挨拶   
         岸田 潔教授 京都大学大学院工学研究科副研究科長 

申込方法(事前申込)
下記の申込みフォームに、必要事項をご記入いただき、送付(送信ボタンを押す)ください。
https://onl.la/AshvX8C

申込み締切
2022年3月4日(金)

お問合せ先
京都大学桂地区( 工学研究科) 総務課 
TEL : 075-383-2014 
E-Mail : 090ssoumu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

個人情報保護について
京都大学桂地区( 工学研究科) 総務課 は取得した個人情報を, 京都大学プライバシーポリシー(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/privacy_policy) に準じ, 適切に取り扱います。

利用目的 
提供された個人情報は以下の目的にのみ利用します。
・本人との連絡のため
・個人を特定しない統計情報の取得

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