京都大学‐清華大学環境技術共同研究・教育センター設置に関する覚書の調印式(2018.12.8)
2018年12月8日、京都大学工学研究科、地球環境学堂と清華大学深圳研究生院間の京都大学‐清華大学環境技術共同研究・教育センター設置に関する覚書の調印式が深圳研究生院にて厳粛に執り行われました。
工学研究科と深圳研究生院は、1998年5月締結の「京都大学と清華大学との学術交流に関する一般的覚書」並びに2005年6月締結の覚書に基づき設置した京都大学‐清華大学環境技術共同研究・教育センター(以下共同センター)が、日中環境技術に関する研究および教育に多大な成果を上げ、今後も継続してその成果が期待されること、さらに「共同センター」における活動が両機関にとって今後とも重要であることから、これを継続して設置することについて合意し、本覚書を締結しました。
2016年には地球環境学堂の参加に伴い、活動の範囲が広がりより大きな成果を導いた実績により、今回地球環境学堂も覚書に名を連ねています。
調印式では、康 飞宇清華大学深圳研究生院長の歓迎の挨拶の後、大嶋正裕工学研究科長から調印式出席とこれまでの共同センターの運営への清華大学の協力への謝辞が述べられました。
また席上、深圳研究生院 武晓峰副院長より、清華大学は環境分野について今後とも大幅な支援を行う予定ですとアナウンスがありました。共同センター協議会の矢尾眞幹事長から、協議会も全面的に支援していく旨、お言葉をいただきました。
その後地球環境学堂と清華大学深圳研究院の間で修士課程の共同教育(ダブルディグリー)プログラムに関する覚書の附属資料の調印式も執り行われました。
引き続き日中環境技術共同研究・教育シンポジウムが開催され、研究者や学生が参加し、活発な議論が行われました。そして一連の行事の幕を閉じました。
またこの度、共同センターは、京都大学オンサイトラボラトリーの認定をうけ、2018年12 月18日よりその活動を開始します。オンサイトラボラトリーは、海外の大学や研究機関等と共同で設置する現地運営型研究室で、海外機関等と活発な研究交流を行い、世界をリードする最先端研究を推進するとともに、優秀な外国人留学生の獲得、産業界との連携の強化等、様々な取組の実現を目指しています。部局の有する海外拠点に大学が組織的なサポートを積極的に行うことにより、今まで以上に効果的な活動を行える場を生み出すことも目的としています。
両大学本部及びセンター協議会からこのような支援の運びになりえたのは、一重に「共同センター」の環境科学や工学分野における秀でた研究および教育の多大な成果の賜物です。これを機会に「共同センター」は新たな局面を迎えることになります。
今回の調印式が3大学院にとって重要な節目となりました。
大嶋研究科長 | 調印者 |
シンポジウム | |
集合写真 |