電子のスピンに基づく新しい「異性体」を提唱―スピン状態を色で見分けられる分子を創製―

合成・生物化学専攻の清水大貴助教、松田建児教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の五月女光助教、宮坂博特任教授の共同研究チームは、ジラジカルと呼ばれる物質が示す2つの電子スピン状態が、色で区別可能な「スピン異性体」として扱いうることを示しました。

本研究は米国現地時間202448日、米国化学会が発行する学術誌『ACS Central Science』オンライン版に掲載されました。

研究詳細

電子のスピンに基づく新しい「異性体」を提唱―スピン状態を色で見分けられる分子を創製―

研究者情報

書誌情報

タイトル

Optically Distinguishable Electronic Spin-isomers of a Stable Organic Diradical”

(光学的に区別可能な安定有機ジラジカルの電子スピン異性体)

著者

Daiki Shimizu*, Hikaru Sotome, Hiroshi Miyasaka, Kenji Matsuda*

掲載誌

ACS Central Science

DOI

10.1021/acscentsci.4c00284

KURENAI http://hdl.handle.net/2433/289488

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